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論理回路
別名: 論理ゲート / AND回路 / OR回路 / NOT回路 / NAND回路 / logic circuit / logic gate
先に知っておくと分かりやすいことば(1語)
必要なら先に確認できます。知っていることばは、そのまま読み進めて大丈夫です。
- 論理演算と真理値表AND・OR・NOT・XORの意味、真理値表の読み方、ド・モルガンの法則を初心者向けに説明します。
30秒で思い出す
論理回路は、0 / 1の論理値を入力として論理演算を行い、0 / 1の論理値を出力する回路です。
代表的な回路は次のとおりです。
- AND回路: すべての入力が1のときだけ1
- OR回路: 少なくとも1つの入力が1なら1
- NOT回路: 入力を反転する
- NAND回路: ANDの結果を反転する
論理演算で学んだ真 / 偽を、回路では論理値1 / 0に対応させて考えるとつながります。
論理演算を回路にする
論理回路では、入力された0 / 1をゲートと呼ばれる回路へ通し、論理演算の結果を出力します。
たとえばAND回路なら、
A = 1
B = 1
↓
AND
↓
Y = 1
です。
どちらか一方でも0なら、ANDの出力は0になります。
AND回路
AND回路は論理積を実現します。
A B | Y
0 0 | 0
0 1 | 0
1 0 | 0
1 1 | 1
「すべての条件を満たしたときだけ1」と考えます。
OR回路
OR回路は論理和を実現します。
A B | Y
0 0 | 0
0 1 | 1
1 0 | 1
1 1 | 1
少なくとも1つの入力が1なら出力は1です。
NOT回路
NOT回路は入力を反転します。
A | Y
0 | 1
1 | 0
入力が1なら0、0なら1です。
NAND回路
NAND回路は、ANDの結果をNOTで反転した回路です。
A B | AND | NAND
0 0 | 0 | 1
0 1 | 0 | 1
1 0 | 0 | 1
1 1 | 1 | 0
つまり、両方が1のときだけ0になります。
回路を順番に読む
複数のゲートをつないだ回路では、入力側から順番に途中の値を求めます。
たとえば、
A = 1
B = 0
A OR B
↓
X = 1
X AND C
↓
Y
ここでC=1なら、
- A OR B = 1
- X AND C = 1 AND 1 = 1
なので、最終出力Yは1です。
一度に回路全体を読まず、各ゲートの出力を中間値として順番に求めるのが基本です。
真理値表との関係
論理回路の動作は真理値表で確認できます。上のAND回路の表のように、入力の全組合せと出力を対応させます。
回路図で迷ったときは、対応する論理演算へ戻すと整理しやすくなります。
正論理と負論理
このKnowledgeでは基本的に、
1 = 真
0 = 偽
と対応させる正論理で説明します。
ただし、電気信号の高い / 低い状態と論理1 / 0の対応を逆にする負論理もあります。
大切なのは、0と1の物理的な割り当てを勝手に決めず、問題や回路でどの論理を使っているか確認することです。
どこで使う?
論理回路は、コンピュータ内部で条件判断や演算を実現する基本要素です。
たとえば、
- CPU内部の演算回路
- 制御回路
- 入力信号の判定
- 複数条件を満たしたときだけ動作する回路
などに論理ゲートの組合せが使われます。
AND / OR / NOTなどを組み合わせることで、より複雑な処理を実現できます。
よくある勘違い
ANDは入力の足し算?
違います。
ANDは数値の加算ではなく論理積です。1 AND 1だけが1になります。
ORは1と1なら2?
違います。
ORの出力は0 / 1の論理値なので、1 OR 1も1です。
NANDはANDと別ルール?
NANDはANDの結果を反転したものです。
まずANDを求め、その結果をNOTすると理解できます。
0と1は必ず電圧の低 / 高と同じ意味?
常に同じとは限りません。
正論理 / 負論理など、信号と論理値の対応は方式によって異なります。
このKnowledgeで扱わないこと
ここでは基本的な論理ゲートと、簡単な組合せ回路の読み方までを扱います。
次はこのKnowledgeへ含めません。
- フリップフロップ
- 順序回路の詳細
- 半加算器 / 全加算器の詳細
- 回路最小化
- カルノー図
- トランジスタレベルの回路動作
- FPGAなどの実装詳細
これらは必要に応じて別Knowledgeへ分離します。
ここまで分かればOK
- AND / OR / NOT / NAND回路の出力を求められる
- 論理演算と論理回路の対応を説明できる
- 真理値表から回路の動作を確認できる
- 複数ゲートの回路を入力側から順番に読める
- 正論理 / 負論理があることを説明できる
資格との関係
基本情報技術者試験
- シラバス
- Ver.9.2
- 必要な理解
- 問題で応用できる
- 重要度
- 高
- 分野
- テクノロジ
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確認問題 1
2段の論理回路の出力を求める
AとBをOR回路へ入力し、その出力XとCをAND回路へ入力して最終出力Yを作ります。A=1、B=0、C=1です。
最終出力Yとして正しいものはどれですか?
確認問題 2
NAND回路の出力を求める
2入力NAND回路にA=1、B=1を入力したとき、出力Yとして正しいものはどれですか?