IT用語を超やさしく理解する
認証
別名: 本人認証 / Authentication
30秒で思い出す
認証は、「あなたは本当にその人ですか?」を確かめる仕組みです。
パスワード、ICカード、指紋などが使われ、異なる種類の要素を組み合わせる方法を多要素認証といいます。
超やさしく理解
学校の図書室で、自分の名前を言うだけでは他人がまねできます。そこで学生証を見せれば、「その人だ」と確かめやすくなります。
コンピュータでも同じように、利用者が名乗るだけではなく、本人しか知り得ない情報、本人が所持する物、身体的特徴などを使って確認します。
正確にはどういうもの?
認証では、利用者などが主張した身元が正しいかを確認します。代表的な認証要素は次の3種類です。
| 種類 | 何を使う? | 例 |
|---|---|---|
| 知識情報 | 本人が知っているもの | パスワード、PIN |
| 所持情報 | 本人が持っているもの | ICカード、スマートフォン、セキュリティキー |
| 生体情報 | 本人の身体的特徴 | 指紋、顔 |
多要素認証は、このうち異なる種類の要素を2つ以上組み合わせる考え方です。パスワードを2個入力するだけなら、どちらも知識情報なので「異なる要素を組み合わせた」とは言えません。
認証した後は?
認証と「何をしてよいかを決めること」は同じではありません。
認証: あなたは誰?
↓
権限の確認: その人は何をしてよい?
本人確認に成功しても、すべてのデータを自由に変更できるとは限りません。
よくある勘違い
- IDを入力しただけで認証完了、ではない: IDは誰としてログインするかを示す識別子として使われます。
- パスワードを2回使えば多要素認証、ではない: 同じ種類ではなく異なる認証要素を組み合わせます。
- 認証 = すべての操作を許可すること、ではない: 認証後に権限を判断します。
ここまで分かればOK
- 認証が本人・利用者を確かめる仕組みだと説明できる
- 知識・所持・生体の3種類を例とともに区別できる
- 多要素認証は異なる種類の認証要素を組み合わせると説明できる
資格との関係
ITパスポート試験
- シラバス
- Ver.6.5
- 必要な理解
- 仕組みまで理解できる
- 重要度
- 高
- 分野
- テクノロジ
関連するIT用語
理解できたか確認しよう
答えを選んで、なぜそうなるのかまで確認できます。
確認問題 1
認証要素の基本
認証で使う「所持情報」の例として最も適切なものはどれですか?
確認問題 2
多要素認証の組合せ
次のうち、多要素認証の組合せとして最も適切なものはどれですか?